この章でわかること
要約/メール・文書の下書き/画像の読み取り/翻訳。
あわせて、📎ファイルや写真をClaudeに渡す方法も覚えます。
0. その前に:📎ファイルや写真を渡す方法
Claudeには文章を打つだけでなく、PDFや写真を「添付」して渡すことができます。
これを覚えると、できることが一気に広がります。
入力欄の📎(クリップ)を押す → ファイルを選ぶ/または写真を欄にドラッグ&ドロップ。
渡してよいファイルか、いつも確認
口座番号・マイナンバー・社員証・個人の顔写真などが写った資料は渡さないこと。
どうしても要約したいときは、機密部分を伏せ字(◯◯)にしてから渡します。迷ったら上司に確認を。
1. 要約:長い文章を短くまとめる
長いメールや資料を、要点だけにギュッと縮めてくれます。
«次の文章を3行で要約して» と書いて、続けて本文を貼り付ける(または📎でPDFを添付)だけ。
言い方のバリエーション
- ざっくり知りたい → «3行で要約して»
- もれなく要点を → «重要ポイントを箇条書きで»
- 結論から知りたい → «結論ファーストでまとめて»
- やることだけ → «この文書から私がやるべきことだけ抜き出して»
こんな場面で
取引先からの長文メール →«要点と、返信で答えるべき質問を箇条書きにして»/
役所からの通知(PDF)→«いつまでに・何をする必要があるか教えて»/
会議メモ →«決定事項とToDoだけ抜き出して»。
2. 下書き:メール・文書をたたき台から作る
第9章の「だ・れ・ど・か」を使います。
«誰に送る何の文章を、どんなトーンで。盛り込みたいこと:…» と頼みます。
そのまま使える例(おわびメール)
«仕入れ先に送る、納品書の金額誤りのお詫びメールを作って。
トーンは丁寧で誠実に。長すぎないように。
盛り込みたいこと:・誤りの事実 ・正しい金額に訂正済み ・再発防止»
ほかにもこんな下書き
全店舗スタッフ向けの棚卸し連絡文(日時・準備物・終了報告の方法)/
店頭POP用の入荷案内(明るく・30文字の見出し付き)。返ってきたら «もっと短く» «一言足して» で仕上げます。
送る前に必ず自分でチェック
Claudeは指示にない事実は補いません。日付・金額・宛名・固有名詞は、
あなたが正しい情報に差し替え・確認してから送りましょう。下書きはあくまで「たたき台」です。
3. 画像の読み取り:写真の文字をデジタルに
📎で写真を渡すと、写っている文字を読み取ってテキストや表にしてくれます。
手書きや紙の資料を打ち直す手間が減ります。
- 📎で画像を添付する(または欄にドラッグ)
- してほしいことを書く
«この画像の文字をすべてテキストにして»/«この表をExcelに貼れる形(タブ区切り)にして»
- 読めない所の扱いも頼める
«読み取れない箇所は[不明]と書いて» と添えると安心です。
こんな場面で
手書き伝票 →«項目と数量を表にして»/商品タグの写真 →«型番・メーカー・主な仕様を抜き出して»/
紙のFAX →«内容をテキストにして、要点も3行で»。
※ 手書きの崩し字・縦書きは精度が落ちることがあるので、結果は確認を。
4. 翻訳:外国語をやりとりする
外国語のメールや表示を日本語に、日本語を自然な外国語にできます。
«次の英文を日本語に訳して»/«この日本語を、丁寧なビジネス英語にして» と頼むだけ。
DeepL との使い分け
- 大量の文章をサッと直訳 → DeepL
- ニュアンス・トーン・文脈が大事 → Claude
- 訳の意図や背景も知りたい → Claude(«この表現のニュアンスも教えて»)
こんな場面で
海外仕入れ先の英文メール →«日本語に訳して、返信で答えるべき点も教えて»/
輸入品の英語表示 →«訳して、特に注意すべき記載があれば教えて»。
固有名詞を残したいときは «社名・地名は英語のままで» と添えます。
5. 応用:自分のエクセルを直してもらう
いつも作っているエクセルを読ませて、気づきをもらい→直した版を新しいファイルにして受け取る、
という使い方ができます。第8章②の「コード実行とファイル作成」がオンのときに使えます。
元のファイルはそのまま。Claudeは「直した版」を別の新しいファイルとして作ります。
渡す前に、機密の列は消す
合言葉は「名前・口座・給与の列は消す。数字と集計は使ってOK」。
個人名・連絡先・口座番号などの列は消してから添付しましょう(売上や集計の数字はOK)。
かんたん4ステップ
- エクセルを📎で添付する
入力欄の📎、または欄にファイルをドラッグ&ドロップ(この章の最初参照)。
- まず中身を理解させる
«このエクセルの内容を要約して。気づくこと・問題点も3つ教えて» と送る。
- 直し方を伝える
«◯◯を△△に直して。新しいエクセルにして、ダウンロードできるようにして» と頼む。
- ダウンロードして、自分で確認する
出てきたリンクから保存(第6章)。数式や数字が正しいか必ず自分の目でチェック。
そのまま使える「お願いの言葉」
- «月ごとの合計の行を足して、新しいエクセルにしてダウンロードできるようにして»
- «この計算式に間違いがないかチェックして、直した版をエクセルで出して»
- «見やすく整えて(見出しを太字に・色分け)、新しいエクセルにして»
- «この表をグラフにするなら何がいい? 入りのエクセルにして出して»
安心して試せる理由
Claudeが直すのは添付した中身のコピー。あなたのパソコンにある元ファイルは書きかわりません。
気に入らなければ、ダウンロードしなければよいだけ。何度でも «もっとこうして» とやり直せます。
ダウンロードのボタンが出ないときは
第8章の②「コード実行とファイル作成」がオンになっているか確認してください。
オフだと、ファイルを作る・渡すことができません。
やってみよう
自分のエクセルを1つ(個人情報の列は消して)📎で添付し、まずは
«内容を要約して。気づきを3つ教えて» だけでも試してみましょう。
慣れたら «直した版をエクセルでダウンロードできるように» に進みます。
この章のまとめ
📎添付でPDF・写真・エクセルを渡せる。Claudeは
要約・下書き・画像読み取り・翻訳に加え、エクセルを直して新ファイルで返すこともできる。
どれも結果はたたき台——機密は渡さず、最後は自分で確認。