この章でわかること
外付け機器のつなぎ方/中の開き方/データのコピー/
★安全な取り外し/持ち運びで気をつけること。
1. 外付けの機器ってなに?
パソコンの外につないで使う、データを入れておく入れ物を外付け機器と呼びます。
大きなデータを持ち運ぶ・人に渡す・予備として残す(バックアップ)のに使います。
よく使う2種類
- USBメモリ:指サイズで手軽。少なめのデータの受け渡しに便利。
- 外付けハードディスク(HDD)・SSD:箱型で大容量。たくさんのデータ・バックアップ向け。
たとえ話
第5章で、パソコンの中のフォルダを「引き出し」にたとえました。
外付け機器は「持ち運べる箱」。中身(ファイル)を入れて持ち歩いたり、別のパソコンへ渡したりできます。
2. つなぎ方
外付け機器は、パソコンのUSB差込口(ポート)に挿すだけ。挿すと自動で認識されます。
端子の向きが合わないと入りません。入らなければ上下を裏返して、やさしく挿します。
端子の形は2種類くらい
平たい長方形がUSB-A(向きあり)、小さい楕円がUSB-C(Type-C)(上下どちらでも挿せる)。
機器とパソコンの差込口の形を合わせて挿します。形が違うときは変換アダプタが必要です。
3. 中を開く
つなぐと、第6章で習ったエクスプローラーの「PC」に、新しい入れ物(ドライブ)が増えます。
これをダブルクリックすると、中のファイルが見られます。
機器ごとに (E:) (F:) などの記号が付きます。この記号で「どの入れ物か」を見分けます。
ドライブの記号(C: / E: など)
パソコン本体の中身はふつう(C:)。外付け機器をつなぐと (E:) や (F:) が増えます。
「保存先がC:なら本体、E:なら外付け」と覚えると、保存場所をまちがえません。
4. データをコピーする(受け渡し)
操作は第6章とまったく同じ。ドラッグ、またはコピー&貼り付けで、本体と外付けの間でファイルを移せます。
- 渡したいファイルを選ぶ
本体(例:ドキュメント)の中で、ファイルを右クリック →「コピー」(Ctrl+C)。
- 外付けのドライブを開く
「PC」→ USB ドライブ (E:) をダブルクリック。
- 貼り付ける
何もない所で右クリック →「貼り付け」(Ctrl+V)。コピーが入ります。
渡すときは「コピー」がおすすめ
人に渡す・別のPCで使うときは、「移動」ではなく「コピー」が安心(第6章参照)。
元のファイルが手元に残るので、外付けを失くしても大丈夫です。
5. ★安全な取り外し(とても大事)
使い終わって抜くときは、いきなり引き抜かないでください。
「もう外していいよ」とパソコンに伝えてから抜きます。これを安全な取り外しといいます。
- 画面右下の「∧」を押す
かくれているアイコンが出ます。その中のUSBプラグの形のアイコンをさがします。
- アイコンをクリックして機器を選ぶ
「○○ の取り出し」と出るので、それをクリック。
- 「安全に取り外せます」と出たら抜く
この表示が出てから、はじめて機器を引き抜きます。
なぜ「いきなり抜く」とダメなの?
パソコンがデータを書き込んでいる最中に抜くと、ファイルがこわれたり消えたりします。
機器のランプが点滅している間(読み書き中)は絶対に抜かないこと。安全な取り外しは、この事故を防ぐ手順です。
6. 気をつけること(安全・データの守り方)
- ランプ点滅中は抜かない・動かさない(読み書き中。データがこわれます)
- 知らないUSBメモリは挿さない。ウイルスが入っていることがあります。出どころ不明のものは使わない。
- 紛失・置き忘れに注意。小さいので失くしやすく、中のデータがそのまま外に出てしまいます。
- 大事なデータの持ち出しは、会社のルールに従う。判断に迷うときは一人で決めず確認を。
- 容量を確認。入れたいデータより空きが少ないと入りません(USBメモリは小さめ)。
- バックアップにも使える。大事なファイルの予備を外付けにも置いておくと、本体が壊れても安心。
「持ち運べる」は便利だけど…
箱ごと持ち出せるということは、落とせば中身ごと他人の手に渡るということ。
便利さと裏返しのリスクがあると知っておけば、自然と扱いがていねいになります。
7. うまくいかないとき
- 認識しない → いったん抜いて挿し直す/別の差込口に挿す/パソコンを再起動。
- 中が開けない・初期化を求められる → そのまま「フォーマット(初期化)」を押すと中身が全部消えます。大事なデータがあるなら押さず、詳しい人に相談。
- 書き込めない・保存できない → 空き容量が足りない/機器の「書き込み禁止スイッチ」がオンになっていないか確認。
やってみよう
USBメモリを挿す →「PC」で増えたドライブ (E:) を開く → ファイルを1つコピーして入れる →
右下のアイコンから安全に取り外す。この一連の流れを一度やってみましょう。
この章のまとめ
外付け機器は挿す→「PC」で開く→コピーで受け渡し。記号は本体(C:)/外付け(E:)。
抜くときは★安全な取り外し。点滅中は抜かない・知らないUSBは挿さない・失くさない。